「群馬には大地震はこない」と思いこんではいませんか?しかし、それは果たして本当なのでしょうか。「地震は忘れた頃にやってくる」という教訓を考えて頂くために、西暦818(弘仁九)年に関東平野北西部で発生した「弘仁地震」に関するパネル展示を企画しました。
この地震は平安時代の歴史書に記され、それに対応するように群馬県南部から埼玉県北部で、地すべり、地割れ、液状化などの、強い揺れをしめす痕跡が多くの古代遺跡から見つかっています。
2018年の今年、弘仁地震の発生から1200周年にあたります。地震発生の危険度が比較的低いとされている群馬県でも過去に大地震が発生していたことを知って頂き、地震を“自分事”として見直し、地震への備えを確かめるきっかけにして頂ければ幸いです。
2018年6月
企画発起者 若井明彦(群馬大学),熊原康博(広島大学),早田 勉(前橋工科大非常勤講師)
連絡先(群馬大学地盤工学研究室)
〒376-8515
群馬県桐生市天神町1-5-1
群馬大学大学院理工学府環境創生部門
社会基盤・防災コース 地盤工学研究室